今度の日曜日、学校の自然観察会で出かけた森へ、友だちと出かけることにしました。川沿いに、行くことにしました。もちろん、森までは初めての所ばかりです。出発地点の場所には橋があり、たくさんの車がいました。「川がなければ車はもっとスムーズに通れるのにね」「でも、川がなかったら困ることもたくさんあるんじゃないか」そんなことを話しながら歩いていたら、ちょっと色の違う水が流れてきました。よく見ると、排水口がみえました。家で使った水は、最後は川へ流されるのです。そのうちに人家が少なくなり、田んぼや畑が見られるようになりました。川の土手に水門があり、用水路がありました。この川の水を農業に使っているのです。ずっと下流には工場で使うための工業用水路の水門もあるそうです。畑の中には大きな鉄塔が何本も建っています。水力発電所で作った電気を、街まで運ぶ電線です。もしも川がなかったなら、たくさんの水を上手に利用することはできません。山や街に降った雨も行き場所がなくなってしまいます。家庭で使った水も、最後は処理して川へ流すのです。川ではボートに乗っている人がいました。釣りをしている人もいます。川はたんなる水路というだけではなく、いろんな人が、いろんな形で利用していることがわかりました。きょう1日では、とてもあの森までは行けそうにありません。
■水を節約して使おう
人が生きていくために必要な水の量は、1日に約1.5リットル~2.0リットルで済むんだ。ところが風呂や台所、トイレなどで、毎日1人で200リットル以上は使っているそうだ。親子4人の家ならば1カ月に2万4000リットルもの水を使っていることになるね。上手に使えば、もっと減らせるよ。